では次に、音に周期的な変化をもたらすLFOセクションにて、フィルターの開閉を自動的に行ってみたいと思います。
まずは、デスティネーションでモジュレーションをかける先を選びます。今回はフィルターをチョイス。 SH-201は2基のLFOを搭載しているので、それぞれ2箇所、合計で4箇所のかけ先を自由にチョイスできます。次に動きの元になる波形を選びます。サイン波、鋸波、矩形波を試してみましたので聴いてみましょう。モジュレーションの回転スピード(RATE)は好みによりますが、後々アルペジエーターときっちり同期させたスピードにするため、「TEMPO SYNC」ボタンをONにしました。
・サイン波
滑らかな波状のモジュレーション効果が得られるサイン波は、ピッチなどにかけてビブラートとして使うことが多いですね。ゆっくりとした低回転でのモジュレートを使えば非常に深い奥行きを演出することができます。
・矩形波(くけい波)
矩形波によるモジュレーションは0と1のようにはっきりとした2面性を発揮してくれます。トレモロのような効果をつけるにはもってこいですね。
・鋸波(のこぎり波)
斜めに上がって行き、最終的には直角に落ちるフィルター効果は鋸波ならではの電子的な効果ですね。今回のパッチにはこの鋸波によるフィルター・モジュレーションを採用しました。
▲LFOセクション
このように、さまざまな波形でモジュレーション効果をつけることのできるLFOセクションを積極的に使いましょう。
さて、シンセサイズがひと通りできたところで、エフェクトによる残響効果で音に広がりをつけましょう。 SH-201にはディレイとリバーブ、それぞれ2系統のエフェクターが最終段階で用意されています。今回はディレイを使用しますが、実はこのディレイを使ってコーラス・エフェクトを付けることもできるのです。実際にディレイからコーラスへ徐々に変化する音色を聴いてみましょう。
このようにディレイの幅を短くし、最短に近いポイントまでもっていくと、コーラス効果と同等の分厚い音色を得ることができるのです。
最後に、SH-201の書き込み可能なアルペジエーターに図のような打ち込みをしてみました。アルペジエーター画面は、SH-201 Editorの「DETAIL」ボタンを押すことにより表示されます(音色作りの際も、各モジュールの「DETAIL」ボタンを押すことで、更に細かいエディット可能)。
 
▲アルペジエーター
画面上にマウスで♪情報を乗せるだけで、複雑なアルペジオ・パターンを自由自在に書き込むことができます。また、作ったアルペジオ・パターンは1パッチごとに独立して保存が可能なので、音色にあったアルペジオをパッチの一部をして残しておけば、ライブで威力を発揮することができます。
さらに、D BEAMの[FILTER/ASSIGN] ボタンを押しながら任意のツマミやスライダーを触れば、その瞬間からそのツマミやスライダーの動きをD BEAMで操作することができる、優れたユーザー・インターフェースを搭載しているので、今回、カットオフにアサインし、思いついた場所でD BEAMに手をかざし、カットオフのフィルター効果をリアルタイムに付けてみました。
▲D BEAM
このように、アルペジエーターやD BEAMなどを音色制作に積極的に加えることにより、動きのある個性的なパッチをどんどん作り出すことができますね!



   
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