サウンド・プロダクションにおいて抜群のセンスを持つと国内外で高く評価されているサウンド・クリエイターでありDJ。1980年代初頭に公開された映画『ワイルド・スタイル』に衝撃をうけてヒップホップに足を踏み入れ、1987年にKRUSH
POSSEを結成。1992年解散後はソロ活動を精力的におこない、日本で初めてターンテーブルを楽器として操るDJとして注目を浴びる。国際的な活動はもちろん、国内でも映画,ドラマ,CMの音楽制作や、ジャンルを越えたアーティストとのライブ・セッションなど、斬新な活動が注目されている。
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| 普段どんなローランドの機材を使われますか。 | |
| 今ちょうど2001年の1月24日に出る次のアルバムのレコーディングの最中で、今回もローランドの製品を使いましたよ。ミキサーのDJ-2000と、あとサンプリングする音をつくるのにEF-303も。俺は今までシーケンサーはローランドのMC-50で、それを使って7枚アルバムつくってるんですよ。もう3台目ですよ、MC-50。 | |
| そのアルバムにはどんなアーティストが参加するんですか。 | |
| 歌は、ザップ・ママ(ボーカリスト、マリー・ドルヌによるソロ・プロジェクト)とかザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズの最初の女の子(N'Dea Davenport)とか。ラップも何組かいて、アメリカのラッパーと日本人は北海道のブルー・ハーブ(THA BLUE HERB)っていうチームのボス(BOSS THE MC)とかだ。あとは生楽器もフィーチャーして、ペットでこだま和文さんも参加してるし、アフリカの太鼓も入ってるし、自分のインストとDJをフィーチャーしたり……。とにかくいろんなタイプの人と要素が入ってます。 | |
| 残りの作業はあとどれくらい? | |
| あと2曲残っていて、歌ものとラップを向こうで録るんです。だから残りの作業はそれやって、マスタリングしてっていう作業ですね。もう大詰めです。 | |
| ヒップホップは白ジャケとか多いのに、クラッシュさんはグラフィックなどカッコいいジャケットばかりだから見るのも楽しいです。 | |
| ジャケットも含めて自分の作品だからね。いつもはデザイナーに頼んでるんだけど今回アートワークは自分でつくったんですよ。だから今回のジャケも楽しみにしてて。 | |
| ジャンルにこだわらないボーダレスなサンプリングをされますよね。 | |
| ヒップホップって、有名なネタをループしてどうのこうのっていう作業が王道じゃないですか。でも俺の音に対する姿勢って、絵を描いている感覚と同じだから、普通のヒップホップのフォーマットにのっとったネタじゃあ音を描ききれなくなった。普通の絵の具じゃもの足りなくて、ぜんぜん違うジャンルから引っぱってきてみるとそこに自分の描きたい絵の具があったというだけのことなんだけどね。 | |
| どういうところからサンプリングのネタを探すんですか。 | |
| 今は別にどれだけレアか、有名かってことには全然こだわっていなくて、中古屋の“3枚1,000円”とか、語りの入っている子供の童謡シリーズとか、そういう変なものばっかり買ってますね。素材は別に何でもいいと思うんですよ。DJはサンプリングが主体だから、素材に何を使ったかをこだわるんじゃなくて、いかにそれを使ってひとつのものができ上がっているかが俺にとっては重要だね。 | |
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