Profile「パニカラックス」、ウルドゥ語で“水のバレエ”を意味する。2005年結成。ボーカルは篠原ともえ、パーカッションにスティーヴ・エトウ、ダンサーとしてChikage、音楽監督はcibo mattoなどの活動で知られる本田ゆか。ダンスと音楽の融合を提示するバンド。

 
今回のインタビューは、篠原ともえさんを中心に、本田ゆかさん、スティーヴ・エトウさん、ダンサーのChikageさんによって結成されたばかりのバンド、パニカラックスの登場です。ダンスと音楽を融合させたパニカラックスのライブでは、ローランド機材を使ったパフォーマンスもあると聞き、3月4日に行なわれたライブへおじゃましてきました。インタビューは篠原ともえさん、本田ゆかさん、スティーヴ・エトウさんです。
 


Profile
東京都出身。95年、電気グルーヴの石野卓球全面プロデュースによるシングル「チャイム」でデビュー。カロゴンズ、Tomoe、篠龍、ZuTTOといったユニットでも音楽活動を行なう一方、バラエティ番組やドラマなどでも活躍。また、ファッション・デザイナーとしての活動や、ミュージカルや舞台にも積極的に取り組んでいる。http://www.takeitag.co.jp/tomoe/

パニカラックスというバンドを作ろうと思ったキッカケは何だったんですか?
篠原ともえさん
(以下篠):
最初は1人で音楽をやりたいな、バンドを組もうかなって思っていたんです。でも、ただのバンドじゃなくって、目で観て面白くて、音もカッコいいっていう、とにかくライブが面白い音楽をやりたいと思ったので、まずダンサーのChikageさんにお声をかけて、そのすぐ後にスティーヴさんにお話をしたんです。そしたらスティーヴさんがふたつ返事でOKをしてくれて、スティーヴさんのほうから「本田さんはどうかな?」って言ってくださって。そこでゆかさんにまた電話をしたらゆかさんもすぐにOKしてくださって。もうね、メンバーが決まったのはあっという間。ChikageさんとゆかさんはN.Y.で活躍しているし、スティーヴさんはN.Y.生まれで、みんなN.Y.つながりなんだけど私だけが英語が喋れないの(笑)。

なぜ最初に音楽とダンスの融合を考えられたんですか?
篠: 余白があまり好きじゃないんです。ファッションでも喋る間でも、とにかく空間を埋めたくなるの。普段からライブをよく観ているんですが、やっぱり歌も素晴らしいけれど、観ていて楽しいものも入れたくて、だったらダンスかなって。私、歌と踊りと演技の3つの要素が入っているからミュージカルが大好きなんですが、ミュージカルのライブ版をやりたかったというのが一番の理由です。


曲はどのようにして作られたんですか?
篠:  メンバーが集まったらスティーヴさんに「デモテープ作って」って言われたので、ローランドのMC-303で6曲くらい作ったんです。最初にスティーヴさんに「もうひどいから聴いて」って笑いながら渡したら「意外とちゃんとしてんじゃん」とお褒めいただいて、ゆかさんも気に入ってくださって(笑)。それからライブが決まったので、ゆかさんと一緒にそのデモテープ起こしをしながら一緒に曲作りをしました。

デモテープ作りにMC-303を使われたということですが、前からご自身で曲を作られていたんですか?
篠: 前から作っていました。でも、本当にそのまま表に出せるような代物じゃなくって、あくまでデモ段階のものです。でも電子楽器は3年くらい前から使っていますよ。けれど、こうやって人前で発表するのは初めて。いつも歌うか喋るか叫ぶかだけですから(笑)。

他にもローランドの楽器をお使いになられていますか?
篠:  いろいろ持ってますけど名前がよく分からない……。あ、XVも持ってます。ローランドはロゴがカワイイからロゴ買いって感じ。カバンも持ってて普段から使ってるし。もちろん音も好きです。好みの音がいっぱい入っているから宝物みたいに使っています。


先ほど本田さんが、パフォーマンスのあるバンドだからDビームを使うと面白いと、本田さんはV-synthを、篠原さんはSP-606を使っているとおっしゃっていたんですが、このDビームを使われたのは初めてですか?
篠: 使うのは初めてでしたね。最初は私ボーカリストとして参加する予定だったので、ライブで電子楽器を使う予定はなかったんです。でもゆかさんと一緒に曲起こしをしていて、一緒にやってたらだんだんセッションになって、「あれ? 2人でこうやっててもなんか楽しいね。じゃあ次はともえちゃんもDビームを使ってともえちゃんも音楽で参加しよう」って。3人でDビーム合戦をすることになったんですよ。

電子楽器を使ってライブをやってみて、どんな印象でしたか?
篠:  電子楽器を使ってのライブは今回が2回目なんですけど、何か、わりと家でゆかさんと遊んでるみたいな勢いでやっていると上手くいく。でももうちょっと場数が必要だなとは思いました。パニカラックスは今回のライブでしばらく予定がないけど、みんなローランドの楽器使ってるから、今度3人で「ローランズ」を作ろうかって話してるの(笑)。

読者にメッセージをお願いします。
篠:  私は難しいこと、詳しいことは何も分からないんですけど、基本さえ分かればアイディアだけで何でもできちゃう。だから女の子とかでも機材の楽しさを覚えてもらいたい。私は5〜6年くらい前に友達に教えてもらってから機材を使っているけど、もともとパソコンが好きだったからマックとかを使う感覚で覚えた。使ってみたら案外できちゃったの。私、才能があるんです! なんて嘘(笑)。私でさえできるんだから、みんなも遊び感覚で音楽をやればシアワセが倍増するよ。




   
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