| オリジナル・ラヴ 田島貴男インタビュー "新しいセオリーがあって新しい曲ができる"とアルバムをつくるごとに思うけど、自分の表現、音楽の本質は今も昔もまったく変わっていない。 |
田島貴男【プロフィール】 1985年にオリジナル・ラヴの前身となるバンド“レッドカーテン”を結成し、都内ライブハウスなどで精力的な活動を展開する。1987年、もっと幅広いジャンルの音楽を吸収しようという姿勢からバンド名を“オリジナル・ラヴ”に変更。1988年にはピチカート・ファイヴに加入し、1990年の脱退までの間に3枚のアルバム制作に携わる。1991年6月、ファースト・シングル「DEEP
FRENCH KISS」をリリース。翌月には2枚組ファースト・アルバム『LOVE! LOVE! & LOVE!』を発表し、日本レコード大賞アルバム・ニューアーティスト賞を受賞するなど高い評価を得る。以後、「接吻」「朝日のあたる道」をはじめとする数多くの名曲を発表。なかでも1996年にリリースした「プライマル」はNTV系ドラマ“オンリー・ユー愛されて”の主題歌に起用され大きな話題を呼ぶ。今年7月、前作より約1年ぶりとなるマキシ・シングル「R&R」をリリース。また8月には前作より約2年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『ビッグクランチ』を発表する。
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田島)そのイメージは、ヒット曲「プライマル」のイメージだと思うんですよ。バラード歌手 田島っていうね。でもそれはオリジナル・ラヴの音楽性のごくごく小さな一側面を極端にクローズ・アップしたイメージに過ぎない。そういったイメージが、僕の音楽活動を硬直させてゆくことって実際にありえたんですよ。今回のアルバムはオリジナル・ラヴが結成当時からグツグツ煮つめてきた音楽性を爆発させただけなんです。バラード歌手のイメージは誤解です(笑)。
田島)今回のアルバムに関していうと、いろいろなパターンがあります。レコードのサンプルからつくった曲もあるし、ギターを弾きながらつくった曲もあります。あとピアノからも。今までミュージシャンのくせにピアノを弾いたことがなくて……、それで一昨年から本格的に弾き始めたんですよ。ニュー・アルバムのなかでは「ショウマン」とかをピアノでつくりましたね。
田島)親戚の家にアップライト・ピアノがあって、それを触っていたら楽しくなってきて、それで家にもやっぱり欲しいなと思ったのがきっかけですね。ただ、ピアノの曲とかサウンドなどはすごく好きだったんですよ。高校生のときはラヴェルやドビュッシーなどをしょっちゅう聴いていましたし、それらのピアノ曲を全部ギターでコピーもしましたよ。 |
| 田島さんといえばやはりギターというイメージがあるのですが、ギターを始められたのは? |
田島)ギターは中学1年のときからですね。ロックに出会ったのと、ギターを弾き始めたのが一緒の時期でした。ビートルズやTHE
WHO、ジミー・ヘンドリックスやロリー・ギャラガーとかが好きになって、すぐバンドをやりたくなったんです。あとニュー・ウェーブやパンクなどの影響もあったんですけどね。親戚
がガット・ギターを持っていたので、それを借りて2週間ぐらい練習したんですよ。Fのコードを押さえるにはどうすればいいかとか、練習しました。その後3万円ぐらいでエレキ・ギター、グレコのストラトキャスターを買ったんです。それから3人バンドで、ビートルズやクラッシュ、ポリスなどをカバーしてましたね。
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