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| Profile:松武秀樹 日本シンセサイザー・プログラマー会長。20歳より冨田勲氏に師事し、当時日本には数台しかなかった"モーグ・シンセサイザー"による音楽制作のスタッフを経験し、1974年会社設立。YMOのサウンドプログラマーとして参加し、数々の伝説的なレコーディングを経験。1981年には、自己ユニット「Logic System」を結成し、現在までに6枚(内2枚は世界8ヶ国で発売)のアルバムを発表。井上陽水、CHAGE& ASKA 、山下久美子、TMネットワーク、BOOWY、福山雅治、他多数のアルバムにサウンドプログラマーとして参加している。 |
| 助教授(齋藤久師) 91年ビクターエンターテインメントより日本初のテクノユニット『ガルトデップ』でデビュー。ユニット休止後、さまざまなクラブ系ユニットに参加し海外でのディストリビュートも積極的に行う。1996年よりステージ衣装から機材など全てを完璧に模したYMOの完全コピーバンド『Yセツ王』として活動。リアルタイムにYMOを体験した熱心な固定ファンのみならず、YMOのライブを見たことのない若いファンをも獲得している。MOVE(avex)のサポートとしてのライブへの参加や、雑誌などでのレビュー執筆など多方面で活躍している。 |
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| 今回はローランド主催のイベント、シンセサイザー・ギャラリー2002で「SH-32サウンド・メイキング・セミナー」の講師をされた松武秀樹さん、助教授(Yセツ王)のお二人にお話しを伺いました。 |
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| まずは、セミナーで使われたSH-32を使ってみての感想をお願いします。具体的にどんな部分が気に入っていらっしゃいますか? | |
松武(以下M):このコンパクトなサイズの中に、いろいろな技術が詰まっている所が素晴らしいですね。ローランドの技術が見えるデザインなんで、シンセサイザーを使っている人の心をくすぐる部分が随所にあるんですよ。 |
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| 助教授(以下J):ロータリー・フェーダーを取り入れたりしていて、音をつくる楽しみを与えてくれるんですよね。それに音色も波形が67個も入っている! 一昔前じゃ考えられないバリエーションですよね。 |
| M: | 使い手が音づくりしたくなるってことが、一番大事なんだよね。 |
| J: | ローランドの昔から定評があるアルペジエーターが搭載されていて、これはJupiter-8を一番最初に使った時に凄く感動した機能なんだけど、それを更に進化させて残しつつ、新たな機能を加えているところが嬉しいですね。 |
| 今までのSHシリーズと比べた場合はどうですか? | |
| M: | やっぱり音がよりキレイになっていますよね。ただそれだけじゃなく、昔のSHを彷彿とさせる音色も中に混ざってる。SHは歴史のあるモデルですけど、それをちゃんと受け継いでるな、という印象が感じられます。僕としてはオシレーターがもうひとつあると、より複雑なことができるかな、とは思います。でも、それは価格の面から見ても無理なことなんでしょうね。 |
| 最近のデジタル・シンセでは、往年の銘器の音をシミュレーションした音が復活してウリのひとつになっていますが、やはりアナログ・シンセっぽい音には独特の魅力があると思いますか? | |
| M: | そうですね。今日紹介したような昔の外国の製品なんかには、その楽器でしか鳴らない音色があるんですよ。それが具体的にどういうものなのかっていうのは、名称もないし微妙なところなんですけど。「往年の銘器」と呼ばれる楽器は個性の塊なんです。シンセサイザーがどれを買っても同じ音がするんだったら、それは楽器ではなく機械になっちゃうんです。(写真はARP
Odyssey) |
| お二人にとって、「これは手放せない!」というシンセはありますか? また、ローランドの歴代のシンセサイザーの中で個人的に銘器を挙げるとしたら? | |
| M: | さっき言っちゃいましたねぇ(笑)。僕、Jupiter-8ですよ。MIDI以降の楽器になると、JVシリーズはよく使っています。エクスパンション・ボードの使い分けでいろいろな音色ができていいですね。 |
| J: | シンセとはかけ離れるかもしれないんですけど、僕はボコーダー機能の入ったVP-330っていうのがあって、その中に入っているプリセットのヒューマン・ボイスが好きなんですよ。もちろんYMOの影響なんですけどね。あとはJUNO-106をいまだに使っているんですが、コーラス効果のアンサンブルっていうボタンがあって、それを押すとシャーってノイズが入っちゃうんですけど(笑)、それがないとどうしようもないんです。それが単体になったものがSDD-320ディメンジョン、素晴らしいエフェクターです。松武さんもずっと使ってましたよね? |
| M: | 僕はディメンジョンもそうだけど、SBF-325フランジャーも今でも使ってるよ。僕は初期型を持ってるんだけど、フィードバックをかけると発信するんですよ。 |
| J: | あれは凄いですよね。後のバージョンは発信しなくなって常識的になった(笑)。 |
| M: | あと言い忘れたのがあった! JP-8080、これは物凄いマニアックで音作りが面白いんですよ。 |
| J: | 紫のシンセなんて見たことないですもんね。 |
| M: | やっぱり「やる時はやる」っていう音づくりができるシンセでないとね。僕は中途半端なものだとダメかもしれない。 |
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