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| Profile 音に純真であることの尊さを知ることができる空間を創りたいとの思いから 2000年11月、自らの原点に立ち返るべく、数多くのアーティストのレコーディングやライブ・サポートをつとめる多忙なピアニスト、小林信吾、友成好宏の2人によって結成されたピアノ・デュオ・ユニット。現在2枚のアルバムをリリースしている。 |
小林信吾(こばやし
しんご):大学在学中よりキーボード・プレイヤーとして頭角を現し、1991年レコード大賞編曲賞を受賞。その存在を世に広く知らしめる。1994年には、自身初のソロ・アルバム『THE
BORDERLAND』を東芝EMIからリリース。海外レコーディングの経験が豊富で、かのD・フォスター氏も絶賛するほど海外アーティストに支持されている。緻密で流麗な感性を発揮した演奏とアレンジ・ワークは、歌だけでなく映像をも引き立たせる不思議な力を持ち、ドラマやアニメーション番組でのサウンド・トラックを担当するなどその活動の場を広げている。2000〜2001年、浜崎あゆみコンサート・ツアーでは音楽監督としてトータルな面から楽曲&ステージ・アレンジをプロデュースし、現在では、角松敏生、中島みゆき、浜崎あゆみなどのレコーディングとツアーに参加するかたわら、ライブ活動、アレンジなど、多方面において活躍中。 |
友成好宏((ともなり よしひろ)):高校在学中からプログレッシブ・ロックのバンドで活躍し、プロとして活躍を始める。1979年、泉洋次&スパンキーに加入しレコード・デビュー。その後、みなみらんぼう、丸山圭子、杏里、浜田省吾、田中健などのバックをつとめる。1983年、角松敏生バンド結成と同時にメンバーとして加入、レコーディングやツアーに参加。スタジオ・ワークと同時に様々なアーティストのツアーやセッション・ライブのメンバーとして活躍している。1993年BMGビクターよりソロ・アルバム『Natural Sign』をリリース。 |
ローランドピアノ・デジタルHPとKRの両機種を試弾されるためにローランドを訪れたMAOCHICAの両氏。インタビューには、デジタルピアノ担当のローランド・スタッフも同席し、単なるインタビューというよりも、意見交換も含めたまるで座談会のような雰囲気となりました。MAOCHICAのお2人の音楽的背景についての質問、あるいはローランドピアノ・デジタルを使用しての感想や要望など、熱を帯びた対話に時間はあっという間に流れてゆきました。 |
| まず、ユニット結成にまで至ったきっかけは何だったのでしょうか。 |
小林(以下K)もともと僕が1人でピアノ・ソロのアルバム用のデモ・テープを作っていて、ピアノ1台で演奏していたんですけど、ピアノの音をダビングして重ねても同じ弾き方の音が重なるだけで、色がつかなくて面白みがないなぁと感じていたんですね。ちょうどその時TVでゴンチチさんがライブを演っているのを観て、これをピアノで演ったらどうなるだろうと思ったんですよ。ハービー・ハンコックとチック・コリアとか、2台のピアノ演奏というのは今までもあるんですけど、ジャズじゃなくて、もっと楽な音楽をやりたくて。もともと友成とは仕事仲間だったので、相談したら彼が「ぜひやりましょう」と言ってくれたんです。それがきっかけでしょうか。 |
| お2人それぞれが同じキーボーディストとして違う個性をお持ちなわけですが、MAOCHICAは互いの表現をぶつけるためのユニットなんですか? | |
| K | それでいて、なおかつ1つのピアノの音に聴こえるようなことを狙っているんですけどね。まあ、まだ試行錯誤の状態ですが。 |
| ローランド・スタッフ(以下R)聴いていて、いい意味で連弾に聴こえないという印象があるんですよ。 | |
| K | そうですか? じゃあ、そこは狙い通りにいっているんですね。 |
| ではMAOCHICAとしての活動はお2人にとってどういうものでしょうか? また目指すところは? | |
| 友成(以下T)普段僕たちがやっている仕事は、アーティストのバッキングとか裏方的な仕事が多いので、自分たちの音楽をやってやろう、やらなきゃいかん! って気持ちで自分に鞭打ちながらやっている、という部分はありますね。 |
| K | やっぱり仕事でスケジュールはどんどん埋まってくると、それをこなさないと、という意識で演奏しがちになるので、流されてしまうというか、芸が荒れてくるんですよ。そこで立ち返って何か方法論を見つけて自分を見つめ直すという意味で「鞭打ち」という感じでしょうか。 |
| T | 2人でやっていると今まで発見できなかった自分を見つけることもあるんです。「ああ、俺はこういう表現の仕方をするのか」、「小林さんもこんな弾き方をする人だったのか!」と再確認していく感じで楽しいですね。 |
| K | 普段僕たちがバッキングの仕事で絡む場合は、与えられた課題があってそれをどうこなすかということになるんです。お互いにいいキーボーディストだっていうのは分かっているんですけど、その裏にある成り立ちが見えないことも多いんです。これからもMAOCHICAはライフワークとして、メッセージを人に発信し続けていければいいなと思います。 |
| 曲によってそれぞれ意識してピアノを使い分けるようなことはされていますか。 | |
| T | 今までは特別に意識してはいませんね。今まで出した2枚のCDでは、同じピアノを使いつつ役割を決めて演っていたんですが、これからは片方がアコーディオンを使うとか、極端な話、ボーカルをとるとか、いろいろな形はあっていいかなと思います。 |
| ところで今日はKRとHPをご試弾されましたが、それぞれ実際使用してみてのご感想はいかがでしたか? | ||
| K | KRは家に1台欲しいですねぇ……、いや買うという意味ですよ(笑)。まず調律いらずで、見た目もすっかりアコースティックピアノですからね。リビングにあったらいいですよ。 | ![]() |
| T | あれは録音できるんですか? | |
| R | はい、録音してフロッピーで保存ができます。 | |
| T | ピアノだけの演奏の場合なんて、簡単にデモ・テープが作れますね。 | |
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