ジョンリ
 
Profile:ジョンリさん
大阪生まれ。現在18歳のシンガーソングライター。4歳で大阪インターナショナル・スクールに入学。入学と同時にクラシック・ピアノを習い始め、 8歳の時『天使にラブソングを 2』を観て衝撃を受け、ゴスペルを習い始める。14歳で歌のレッスンを本格的に受け始め、2004年15歳の夏、バークレー音楽院で5週間のサマー・プログラムに参加し、アジア人がただ1人という環境の中、いろいろな音楽家と接し多くの影響を受け、“音楽”と“歌うこと”への興味がさらに強くなり、自ら作詞・作曲を始める。2006年9月に生まれ育った大阪を離れ、早稲田大学に入学。2006年12月13日、シングル「Possession / My All For You」でデビュー。自分の夢に向かって、音楽の道を自分の意思で進んできたジョンリ。天性の声質を持ち、自ら作詞・作曲を手がける新世代アーティストとして注目を浴びている。2007年3月21日に1stアルバム『Close To Fantasy』がリリースされる。
 
今回のインタビューはジョンリさんの登場です。みなさんも彼女がテレビCMやPVでFantom-X6の鍵盤を外側に立てて弾いている姿をご覧になっていると思いますが、ジョンリさんは現在Fantom-X6を使用されています。取材当日は所属レコード会社にお邪魔して、ジョンリさんの音楽性の話に始まって、3月21日に発売される1stアルバムについて、さらにはFantom-X6を使ってみた感想など、さまざまなお話をお伺いしてきました。

自分で好きな曲を弾いたり、作曲することでピアノの楽しさを再確認
 
4歳の頃からクラシック・ピアノを習っていらっしゃったそうですが、どのようなきっかけで始められたのでしょう。
ジョンリさん(以下、J): 全く憶えてないんです(笑)。でも、親が言うには自分から習いたいと言ったみたいです。知り合いにピアノの先生がいたのでずっとその人に教えてもらっていました。
 
ピアノの練習は楽しかったですか?
J: 15歳の頃にコードを独学で覚えてからは、ピアノを弾くことが楽しくなったので、小さい時にクラシック・ピアノを習っていた記憶というか、気持ちが本当に思い出せないんです。私、新しいことにチャレンジすると、昔のことを忘れてしまうたちなんですよ。小さい頃も、ピアノは好きだったかな? と考えると好きだったとは思うんですけど……。
 
クラシックとは違うジャンルの音楽に興味を持つようになったのはいつ頃ですか。
J: 聴くのはクラシック以外のジャンルの音楽も昔から好きなんです。ピアノを弾くこととクラシック以外の音楽が自分の中でリンクしたのは、バークレーに行っていた時、友達が曲を書いているのを見た時です。面白そうだから自分もやってみようと思ったんですけど、コードを読むことができなくて、友達に「曲を自分で書くんだったらコードが先じゃない?」って言われてコードを一夜漬けで覚えました。そこからクラシック以外の音楽も自分のピアノで演奏できるし曲も作れるんだって気がついて、今の音楽スタイルに繋がりました。その後、高校の卒業試験の前に習い事をすべて辞めたのがきっかけで、クラシック・ピアノも辞めました。
 
じゃあ、自分で好きな曲を弾いたり、曲を作るようになってから、ピアノの楽しさを改めて実感したということですね。
J: そうですね。その前までは誰に押し付けられたわけでもないけど、ずっと長くやっていた習い事だから辞めちゃダメだっていう義務感があったんですね。でも、技術的なことはクラシック・ピアノを学んだおかげでいろいろと習得できたので、ずっと続けていて良かったと思います。
 
影響を受けたアーティストや、人物はいらっしゃいますか?
J: 一番憧れている女性のアーティストは宇多田ヒカルさんとローリン・ヒル、アリシア・キーズですね。自分の音楽をしている人たちなので素敵だなと思います。
 
歌を歌うきっかけは彼女たちへの憧れですか?
J: 歌を歌うきっかけは、音楽の授業が好きだったことです。9歳の時にキッズ・ゴスペル・クワイアに誘われて、私も音楽が好きだったから通うようになったんですね。その後、12歳までゴスペルを続けて、自然に、歌うことって楽しいなと思うようになっていました。
 
自分の歌はゴスペルがルーツになっていると思われますか?
J: ゴスペルのレッスンでは、大きな声で自分のメッセージを伝えること、笑顔で、体を動かしながら歌うことが大事だと教えられていました。それは確かに大切なことだと思うし、自分のベースになっていると思います。まあ、遊びでやっていたようなものでしたけどね。
 
シンプルに音を楽しむことの素晴らしさを表現したアルバム
 
音楽の道に進むきっかけとプロとしての活動の契機を教えてください
J: 子供の頃から、大人になったら楽しいことをして生きていきたいと思っていたんです。あれこれ夢が変わる子だったので、その「楽しいこと」っていう選択肢はいろいろあったんですが、12歳の時に、ゴスペルを通じてずっと歌を歌っていきたいと思うようになりました。でも、歌手になるなんて叶うかどうか分からない夢だから、音楽とは別に、もっと現実的に、幼稚園の先生になろうという夢もありました。今こういうチャンスに巡り会っていなかったら、私はアメリカかカナダで教員免許を取っていたと思います。歌手になりたいという気持ちは強かったんですが、それだけに向かって突っ走ってきたわけではなくて、楽しんで続けてきただけなんですよ。今も音楽は楽しいもの、趣味の延長線上にあるといってもいいものですね。
 
先ほど、曲を作り始めたのはバークレーに行っていた15歳の時とおっしゃいましたが、曲作りはどのようにされていますか。
J: 曲作りを始めた頃から、今もずっと変わらないんですが、ピアノでコードやメロディを弾いてみて、それを歌詞と一緒に紙に書くんです。音符の譜面を書くんじゃなくて、コード譜ですね。コードと歌詞を書いておけば、自分がどんなイメージで曲を作っていたかが、後で見ても分かるので、何度も歌って、弾いて、だんだん定まったメロディができていくんです。
 
3/21に発売される1stアルバム『Close To Fantasy』はいつ頃から制作されていたんですか。
J: 一番古い曲は一昨年の11月くらいに作ったもので、そこから去年の6月くらいまでは曲を作ってデモを録って、という作業を繰り返していた半年間でした。アルバムの曲だけじゃなくてシングルの曲も合わせて作っていたんです。
 
このアルバムで伝えたいと考えているテーマ、メッセージなどはありますか?
J: 1stアルバムだから、あまりコンセプトやメッセージを絞り込むんじゃなくて、音楽って楽しいものなんだよ、音っていいものなんだよっていう、純粋で素朴な気持ちが伝わればいいなと思っています。このアルバムを聴いて、少しでも多くの人が音楽に興味を持ってくれれば嬉しいですね。
 



   
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