![]() |
POP
ROCKの王者、ELOが、実に15年振りに復活する。ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)といえば、'71年デビューから'86年解散までの15年間に12枚のアルバムをリリースし、通算売上げは2500万枚にも達し、20曲ものTOP40ヒッツを放った人気バンドであった。特にリーダーのジェフ・リンは、「POPの伝導者」と呼ばれ、ELO解散後も多くの有名アーティストのプロデュースを手掛けてきた。15年ぶりのニュー・アルバム『ZOOM』の発売を前に、実に珍しいジェフ・リンのインタビューに成功した。CDを聴くと同時に、このインタビューから、彼の本当の肉声を感じ取って欲しい。インタビュー&文:伊丹由宇 |
| 15年ぶりになるELO再結成の理由とは? | |
| いろんな人のプロデュースをやって、多くのことを学ぶことができた。でも、そろそろ自分自身の作品を作る時期だろうと感じたんだ。 | |
| 制作に2年半もかかったのは、何故? | |
| ちょうど自宅にスタジオを作っててね。自分のスタジオができると、自分の好きな時間にレコーディングできる。すごく快適だね。 | |
| 『ZOOM』のデモ・テープを入手してから1週間に100回以上聴きました。アナタの軽快な気分が届くような感じですよ。 | |
それは、ありがとう(笑)。レコーディングは、実際凄く楽しかった。でも、同時に沢山汗もかいたよ。簡単な作業じゃなかった。凄くシンプルに聴こえると思うけど、実際にシンプルに聴こえるように作るのは、凄く時間がかかるんだ。 |
|
| ジェフさんのレコーディングのコツのようなものを教えてもらえますか? | |
| そうだな、楽器の音を録音する時、少し距離を持たせて部屋の空気感も一緒に捉えるのがカギなんだ。ボクは、機材を沢山使うより、普通の部屋の空間を利用したサウンドが好きなんだ。木の自然な響きや、さまざまな部屋のエコーの方が、スタジオの人工的な音響より好きってこと。一つ一つの楽器がそれぞれの部屋を作っていて、他の楽器と一緒になると、一つの大きな家になるんだ。 | |
| ジェフさんは、一時期は40人ものオーケストラを使っていましたが、今回のアルバムは、ギター・リフが目立ちますね。 | |
そう、本来ボクはリード・ギタリストだったんだけど、トラヴェリング・ウィルベリーズ(ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスンなどと組んだスーパー・バンド。これまで2枚のアルバムを発表している)をやってる時、再びギターに目覚めて、弾くのが楽しくなった。それから大掛かりなオーケストラを取り入れることには、もう飽きたんだ。だから、ストリングスでなく、ギターを中心にしたアルバムを作りたかったんだ。 |
|
|