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| 今回のインタビューは二胡(にこ)奏者のチェン・ミンさん。サントリー・ローヤルのTVCMではチェロ奏者のヨー・ヨー・マさんと競演されていましたね。まるで歌声のような音色を奏でる二胡とチェンさんの関係に迫ります。 |
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チェン・ミン / Chen Min 中国・蘇州生まれ。上海にて音楽教育家の父と越劇女優の母のもとに育つ。幼い頃より父親から二胡を教わり、上海戯曲学校で二胡を専攻。その後、上海越劇院オーケストラでメインの二胡奏者として活躍するほか、上海越劇学院で演劇を学び、上海青年演劇団への参加や上海電視台(TV)でドラマの主役を演じるなど、女優としても活躍。 '91年に来日し、'93年に共立女子大学入学。日本文化を専攻、'97年卒業。来日以降、都内でのライブ出演、全国各地での公演など、ジャンルにとらわれず幅広い演奏活動を行う。確かなテクニックの上に、豊かな感受性がプラスされた二胡の音は、常に聴衆を魅了している。 |
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| 二胡を始めたのはいつ頃ですか? また、どんなきっかけがありましたか? | |
| 6歳の頃、初めて手にとって弾きました。父が二胡教育家だったこともあって、生活の中に二胡の音色がいつもありました。 | |
| 中国国内で活躍されていましたが、日本に来て活動をしようと思ったのはなぜですか | |
| 二胡は古典楽器で伝統的な音楽を演奏するもの、という根強い認識が中国にはあるんです。実際、私が中国にいた頃は上海越劇院オーケストラの二胡奏者として、伝統的に昔からずっと引き継いでいるような曲目を、毎日演奏していました。ただ、私としては、二胡の可能性をもっと探りたいという気持ちがずっとあったんです。固定された価値観を一度全部脱ぎ捨てて、新しいまっさらな状態で二胡と向き合いたいって思ったのがきっかけです。 | |
| 日本の音楽活動の環境についてどんな印象をお持ちでしょうか | |
日本の音楽環境はとても恵まれていますよね。世界中の音が入ってくるこの環境だからこそ、二胡でジャズやタンゴを弾いてみる、という発想も生まれました。私が中国にいたのは10年ほど前になりますが、その頃はいろいろと制約も多くて、やはり自由な発想というのはなかなかできなかったのかもしれません。ただ、最近の中国はどんどん変わっていますからね。才能のある演奏家たちが活動の場を広げて、中国の音楽界も開けてきているはずです。 |
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| 古典曲、中国民謡等も数多く演奏されていますが、現代曲を演奏する場合と何か区別して演奏されているんでしょうか | |
| 演奏する時には、やっぱり曲の雰囲気や背景を強く意識しています。たとえば、ウン百年(?)の歴史を背負った曲ならばその重さを表現したいし、民謡のようなコブシをきかせた曲ならば、心の中でコブシをふっています。やっぱり、その時代にその曲を作った人のことを考えながら演奏すると、より一層伝わるものがあるんじゃないでしょうか。 | |
| ご自身で作詞、作曲をされていますが、曲を作るときにポイントにしていることは何ですか | |
| ひと言でいえば、フィーリングでしょうか。「さあ、これから曲を作るぞ」と気合を入れて自分を追い込むようなことは、今のところしていませんね。それよりも、「ああ、二胡が弾きたいな」と自然に欲求が高まって、ひとりで気持ちよく弾いている時に、メロディが浮かぶことが多いです。そういう時に、曲を書きとめておきます。 | |
| では、作詞や作曲に関してインスピレーションを受けるものはありますか | |
これも、ずばりひと言でいうならば自然です。森の中を歩いたり、湖に映りこむ空や雲を眺めたり、とにかくそういう時間を私は大切にしたいです。大地が発しているパワーが私の原動力と言ってもいいくらい。自然の中にいると、むくむく元気が湧きます。 |
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