| 青山さんは昔からソナーを使っていらっしゃいますし、おおよそデジタル・サウンドには遠いサウンドを特徴としていたと思うのですが。 | |
| A | デジタル・ドラムもシモンズの頃くらい昔からチェックはしていましたよ。ただ使う機会がなかっただけです。ソナーは25歳位の頃から使っていますけど、長くつきあっているぶん、他のドラムに浮気をしてもすぐにあの音が恋しくなっちゃうんです。最初は音が出るようになるまで大変でしたが、慣れると他のドラムが楽勝で音が出るようになるんです。そういえば、最初はV-Drumsを生ドラムと同じスティックを使っていたんですが、生と同じ感覚でV-Drumsを叩くと打面の大きさが違ったりするんで、いちばんイイ所を逃しちゃうんですよ。だからMisiaツアーの時にはV-Drums用のスティックは、少し短く切りました。生と同じように叩くと力が強すぎて、ヘッドに押し付けちゃってたのかも知れないですね。 |
| ご自宅にも 息子さんが使っているTD-8K があるとお聞きしましたが。 | |
| A | ええ、中学生の息子がドラムをやりたいというので買いました。僕も使っていますよ。音色セットが僕と息子の分、2つセットされているんです。 |
| V-Drumsを使用して、デジタル・ドラムに対してどんな印象を持たれましたか? | |
| A | 最近のものは本当にできがいいですね、プリセットに入っている音も面白い。ブラシが使えるっていうのに驚いたし、シンバル類が凄くいいよね。ハイハットとか2枚ある訳じゃないのに、きちんと開いたり閉じたりしてるみたい。チョークもできるんですよね! |
| プロが使うという部分ではなく、アマチュアの人が練習用に使う、という場合でもいいと思いますか? | |
| A | 日本の住宅事情を考えれば、とてもいい練習になると思います。でもボリュームを上げれば大きな音で鳴るから、筋力がなくてもそれなりに叩けている気になってしまうところは、練習も楽しくできていいんですが、ある意味危険といえるかも。だからデジタル・ドラムから入っているウチの息子にも「スタジオに行って生ドラムも叩け」って言うんです。それで最近は彼も生ドラムを叩いているんですけど「身体に悪い」って言いますよ(笑)。別に生ドラムを叩くのに物凄い筋力が必要なわけではないですが、ある程度は必要なので、生ドラムも叩いて持久力をつけるように練習するといいと思います。僕もV-Drumsを叩いては「俺ってうまいなぁ」と思い、ソナーを叩いては「俺もまだまだだなぁ」って思いますから(笑)。モニターを切って叩いてみて、どれくらいの力で叩くとどういう音量が出るのかを確認しながら使うようにするのがいいんじゃないかな。 |
| 最後にV-Drumsを使っている、またはこれから使おうと思っている人にアドバイスをお願いします。 | |
| A | V-Drumsを始め、デジタル・ドラムは生ドラムをやっている人でもそれとは別に楽器として一生つきあっていけるものです。当然、どんな人が叩いても一律の音がでるんですが、演奏者の譜面に起こせないようなニュアンスまで再現できるほど、プリミティブな部分にいたるまで進化をしていると思います。デジタルの音でも打ち込みじゃなくて実際に演奏しているグルーブが出せる、結局は初心者は初心者なりに、プロはプロなりに、演奏する人一つですべてが変わる幅と深みがあるんですね。 |
| 青山さんは、まだレコーディングでV-Drumsを使ったことがないそうですが、今後は使ってみたいとおっしゃっていました。今回のインタビューでは、旧友のお二人がロックに目覚めた60年代後半から70年代にかけての頃のお話もたくさん聴くことができました。その当時のロックの時代背景が伺えるとても面白い内容だったのですが、ここに書ききれなかったのが残念です。青山さん、長時間のインタビューに答えていただきありがとうございました。 |
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