ということでアレンジャーについて簡単に紹介しましたが、デジタルピアノを“とことん楽しむ”ためには、やはりコードネームについてのお話をはずすことはできません。コード表などで丸覚えをしても結局応用が利かなくなるので、仕組みから理解しておくことが大切かなーと思います。そんな訳で後半はコードについても少し触れておきましょう。ご存知の方は、身近な人への指導法として参考になさってくださいね。

私はピアノのレッスンでは必ずコードネームを教えています。ほぼ初心者でもレッスンに来て1ヵ月以内で簡単な弾き語りくらいはできるようになりますよ。そして指導者向けのセミナーでも、必ず“初心者へのコード指導法”という時間を設けています。コードネームの教え方は色々ありますが、次の順番で勉強すればメジャーとマイナーくらいは必ず1週間でマスターできますよ!


この指導法は、ローランドの先輩講師から受け継ぎつつ、私がたどり着いた指導法です。


みなさんは音の名前というと何を思い出しますか? ドレミファソラシド(イタリア音名)? ハニホヘトイロハ(日本音名)? 小さい頃から“ドレミ〜”に慣れているのに、また別に憶えないといけないところもネックなのかもしれませんが、コードネームは英語の音名を使います。英音名だと世界共通だし、一度覚えておくと便利ですよ。さて音名の中では“ド”が一番偉いようなイメージがありますが、実はラの音から数えます。英音名でもラの音からABCと数えます。日本音名でもラの音からいろは歌の順番になっていますし、オーケストラやバンドのチューニングもA(ラ)の音で合わせていますよね。


レッスンでは、名刺サイズのカードに英音名A、B、Cを書き、カードを見たらなるべく速く鍵盤を鳴らす、というゲームで楽しく感覚的に覚えていきます。


次は学校でも習うド・レ・ミ・ファ・ソの長音階(5番目までのメジャースケール)を全ての音から作ってみましょう。仕組みは一緒だから手の形は同じ、平行移動するだけです。5番目の音まででかまいません。1番はじめの音(R:ルート)、3番目の音(3rd)、5番目の音(5th)この音の組み合わせがメジャーコードです。



メジャーとマイナーの違いは見てのとおり3番目の音だけなので同時に覚えましょう。ここで大切なのは、楽譜でどこが違うのかを見て、その違いを聴いて確認し、弾いてみることです。コードの勉強を頭の中だけで終わらせてはいけません。視覚、聴覚、触覚! この3つをつなげる事で効率よく体得できます。弾く時もただ何となく弾くのではなく、きれいな手の形で指のトレーニングとしての目的も持って弾きましょう。Cからできたら、GやFからもやってみましょう。





まずはメジャーとマイナーをマスターしましょう。メロディーにコードがついている楽譜(市販の歌本など)があれば、曲に合うリズムを探して、とりあえずメロディーとコードのルート音のみ弾いてみましょう。コードネームには6th、7th、sus4などいろんな数字がついていますが、これは長音階上、何番目の音かという事を表しているだけですので、一度覚えれば簡単です。では、そのお話はまた今度にしましょう。それでは次回もお楽しみに♪



   
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